直木賞と山本周五郎賞をW受賞した永井紗耶子の同名ベストセラーを「火口のふたり」「痛くない死に方」の柄本佑主演で映画化した時代劇ミステリー。江戸の木挽町を舞台に、ひとりの心優しい青年が成し遂げた仇討ちに秘められた驚きの真相を、芝居小屋を取り巻く人々の人情模様とともに描き出す。共演は渡辺謙、長尾謙杜、北村一輝、瀬戸康史、滝藤賢一山口馬木也、沢口靖子。監督は「東京タワー」「大停電の夜に」の源孝志。
文化七年、雪が舞う夜の木挽町。歌舞伎の芝居小屋“森田座”の前で、“仮名手本忠臣蔵”を観終えたばかりの大勢の客たちが見守る中、美濃遠山藩士・伊納菊之助が見事な仇討ちを成し遂げる。その一年半後、菊之助の縁者を名乗る浪人・加瀬総一郎が森田座を訪ねる。虫も殺せぬほどの心優しい菊之助が成し遂げたという“仇討ち”に疑問を抱く総一郎は、芝居小屋の関係者への聞き取りを重ね、少しずつ真相を探っていくのだったが…。
On a snowy night at Kobiki-cho's Morita-za theater, young Kikunosuke avenges his father's death before witnesses. Eighteen months later, samurai Soichiro arrives claiming family ties, seeking details. His questions uncover a hidden truth.