引きこもりの日々を過ごす中学生の少年・桜田ジュン。鬱屈した性格の彼は、ネット通販で買った商品を期限ギリギリでクーリングオフ[注 2]するスリルを楽しんでいた。
ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、ジュンは軽い気持ちで「まく」ことを選んでしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た[注 3]。
鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「ローゼンメイデン第5ドール真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して下僕[注 4]となることを要求する。
最初こそ真紅の尊大な態度に反発したジュンだったが、突如窓ガラスを割って侵入してきた人形、「ローゼンメイデン第一ドール水銀燈」に命を狙われ、訳も分からぬうちに真紅と止む無く契約を交わしてしまう。こうして、真紅に関わることにより「アリスゲーム」と呼ばれる、薔薇乙女達の争いに巻き込まれてしまったジュンは、様々なドール達やその関係者達との出会いを通じて、その心を成長させていくことになる。
Jun Sakurada, a middle school shut-in refuses to go to school after being traumatized by an embarrassing incident at school. One day, he receives a letter asking “yes or no”, and chose “yes”, meeting the living doll Shinku and the events of the original Rozen Maiden series unfolding. However, what would have happened if he had chosen “no”? Although he overcame his shut-in nature, this Jun can’t find a place where he belongs. Then, Shinku suddenly appears in this world where “Rozen Maidens” aren’t supposed to exist; what will their new encounter bring?!