龍山高校での成功をきっかけに、同様の底辺高校再生の仕事が舞い込むようになった桜木は、虎ノ門に事務所を構える順風満帆な弁護士人生を送っていた。しかし、2年前に依頼された高校で、特進クラスの8人中7人を東大に合格させたものの、1人だけ不合格だった男子生徒・米山圭太がナイフで自殺未遂を起こす。これが、マスコミから叩かれる一大スキャンダルに発展し、ショックを受けた桜木は消息不明となっていた。
その一方で、桜木の教え子で東大卒業後に弁護士となって桜木法律事務所で働いていた水野直美は、独立して事務所を設立したものの経営が行き詰まっていた。水野はかつての龍山高校に匹敵する落ちこぼれ校・龍海学園から「翌年に東大合格者を5名出す」という条件で、再建を引き受けることにより起死回生を図る。福井県で自堕落な生活をして落ちぶれていた桜木を見つけた水野は、彼を再び教育の場へと連れ出そうとする。
しかしその背後では、前理事長を中心とした学園売却という大きな陰謀が進行していた。
A few years ago, a group of struggling students at a low-ranked high school made it into Japan’s top college, Tokyo University, thanks to Kenji Sakuragi, a down-on-his-luck lawyer-turned-teacher. But since he left, the school has been on a downward spiral. Now they’ve wooed him back, and he’s determined to turn things around again – this time with the motto: “Times are tough! So get a move on!” Students are overwhelmed with choices and desperate for something to hold onto. With his profound belief in their ability, Kenji offers a ray of hope.