海辺の町のカメラマン朝日が写真撮影を担当した結婚披露宴で、新郎が新婦の夏希を置き去りにして飛び出してしまった。 高級イタリア料理店のシェフだった夏希は結婚を前に仕事を止めており、朝日からの話で海の家「青山」の店長として働きだす。 そこで朝日に10年も片思いを続けている波奈江から、朝日が写真を撮ってくれるという約束を守っていないこと、3年前に突然姿を消した恋人で地ビール看板のモデル香澄をずっと待ち続けていることを聞く。 夏希は自分を幸せにすると約束したのにその約束を守らなかった「クソ婚約者」、そしてその「クソ婚約者」を忘れられない自分の両方を朝日に重ね合わせてイライラし、「助っ人外国人」として波奈江を強力にバックアップする。 それがきっかけとなって朝日はやっと看板の香澄を忘れ、波奈江と付き合うことになる。 ところがその告白をしようとした花火大会で、二人の前に突然香澄が現れる[3]。 既に香澄を断ち切ると決意していた朝日は香澄を追わなかったが、波奈江は自分の心の健康の為に香澄に会ってきてくれという。
一方、夏希は朝日の3年間のあまりの一途さを人から聞き、また自分でも見たことで次第に朝日が好きになる。 それが苦しくなり東京に帰ることにするが、その駅のホームで香澄に出会う。 香澄は朝日と付き合いだす前の彼の元に戻っていてその彼と結婚をすることになったが、友達から香澄の看板がまだあることを聞いていた。 それで朝日がまだ香澄のことを引きずっているのかと心配し、はっきりと告げるために戻ってきたのだが「でも来てみたら看板は外されていて、私の勝手な思い込みでしたね」と夏希に寂しそうに告げる。 夏希は「そんなことはないと思いますよ」と、つい最近まで看板はあったこと、朝日は香澄と見る約束をしていた「48時間 PART2」のDVDも返さずに延滞料金を払い続けていたことなどを伝える。 香澄は最後に「今でもたまに思うんです。この町に残っていたらどうなってたんだろうって」と云い、微かに夏希に微笑みかける。
Mikuriya Asahi works as a photographer for weddings and school events in a sea side town. Chiyohara Natsuki works at a famous Italian restaurant in Tokyo. On her wedding day, her husband-to-be jilts her, and as the photographer hired for the occasion, that is the first encounter between the two. A disillusioned Natsuki, decides to move to the same seaside town as Asahi, where she works as a cook at 「Aoyama」. She befriends Taniyama Hanae, who has been secretly in love with Asahi for 10 long years. Unfortunately for Hanae, Asahi only sees her as an old friend, and nothing more. Having found out about Hanae's love for Asahi, Natsuki encourages Hanae and gives her emotional support in trying to capture Asahi's heart. However, Asahi cannot forget his girlfriend Kasumi, who had suddenly disappeared 3 years ago.
An unforgettable love that is held on fast in the heart. With the power of summer, the heart is stripped bare and starts afresh for all three of them.