人気脚本家・岡田麿里が「さよならの朝に約束の花をかざろう」に続いて手がけた監督第2作となる長編アニメーション。製鉄所の事故により世界から切り離され、時も止まってしまった町を舞台に、変化が禁じられた町で恋心を芽生えさせてしまった少年と2人の少女の運命を描くファンタジー・ラブストーリー。アニメーション制作は、これが初のオリジナル劇場アニメーションとなるMAPPAが担当。
14歳の少年・菊入正宗の住む町で製鉄所の爆発事故が起こり、それをきっかけに町から出られなくなり、時も止まってしまう。やがて町の人々は、ずっと同じ状態を保っていれば、いつか元に戻れると信じ、変化することを禁じるようになっていた。正宗も変化を恐れつつ、退屈な日常を送るようになっていく。そんなある日、嫌い認定していた同級生の佐上睦実に誘われ、製鉄所の立入禁止エリアに向かう。そこには、言葉も話せない、野生の狼のような少女がいた。彼女はなんと、時が止まったこの世界で、ただ一人成長を続ける特別な存在だったのだが…。
Young Masamune's life is a normal one. He goes to school, hangs out with friends, and practices drawing in his rural Japanese town. But then everything changes for the surreal. When an explosion at the local steelworks factory literally shatters the sky, the town is cut off from the rest of Japan, the seasons cease to change, and people stop aging. Everyone tries to continue on as normal—hoping that if they hold on long enough, the world will right itself. Yet, as the days pass, nothing changes—until the day Masamune's classmate Mutsumi sneaks him into the factory to help her take care of the mysterious feral girl living there.