魚の女の子ポニョは、海の女神を母にもち、魔法使いの父に育てられている。ある日、家出をして海岸へやってきたポニョは、空き瓶に頭が挟まっていたところを、保育園児の宗介に助けられる。宗介は魚のポニョが好きになり、ポニョも宗介が好きになる。ところが、娘がいなくなったことに気づいた父により、ポニョは海底に連れ戻されてしまう。
ポニョの父は、海底にある家の井戸に、"命の水"を蓄えていた。その井戸が一杯になると、忌まわしき人間の時代が終わり、再び海の時代が始まるのだという。ポニョは、宗介に会うために家から逃げ出そうとして、偶然に、その井戸へ海水を注ぎ込んでしまう。すると命の水はポニョの周りに溢れ出し、ポニョは人間の姿へと変わる。強い魔力を得た彼女は激しい嵐を呼び起こし、津波に乗りながら宗介の前に現れて、宗介に飛びついて抱きしめる。宗介は、女の子の正体が魚のポニョであるとすぐに気づいて、彼女が訪れたことを嬉しがる。
一方、ポニョの父は、"ポニョが世界に大穴を開けた"と言って、このままでは世界が破滅すると慌て出す。しかし、ポニョの母は、ポニョを人間にしてしまえば良いのだと夫に提案する。古い魔法を使えば、ポニョを人間にして、魔法を失わせることができるのだ。だが、それには宗介の気持ちが揺らがないことが条件だった。さもなくば、ポニョは泡になってしまうという。
嵐が落ちつくと、宗介の母は、彼女が勤めている老人ホームの様子を見に出かけていく。翌朝、ポニョと宗介が母の後を追うと、途中でポニョは眠り出し、魚の姿に戻ってしまう。そこへやってきたポニョの父が、二人を海底に沈んでいる老人ホームまで連れて行くと、そこには宗介の母とポニョの母が待っていた。
ポニョの母は、宗介が心からポニョを好きなことと、ポニョが魔法を捨てても人間になりたいことを確かめて、ポニョを人間にする魔法をかける。ポニョと宗介が陸に戻ると、ポニョの姿は5歳の女の子に変わるのだった。
Отец Сосукэ – моряк, мать – социальный работник, а сам он – маленький мальчик из дома на утесе. Однажды утром он находит в море удивительную рыбешку: у нее человеческое лицо и красные плавнички, она любит колбасу и умеет колдовать. Сосукэ называет свою находку «Поньо» и решает беречь и защищать. Откуда ему знать, что он выловил дочь морской владычицы и тем обрек себя на удивительные приключения в самом ближайшем будущем?..
© Анастасия Розанова, World Art
A lonely little boy named Sousuke lives with his mother by the sea, flashing messages across the water to his father's boat. One day, amid the detritus brought in with the tide, he stumbles upon a little goldfish. Delighted by this strange new friend, he takes her home and names her Ponyo. Sousuke comes to learn, however, that Ponyo is no ordinary fish. A visit from a strange man brings with it fantastical happenings that lead Sousuke and Ponyo on an enlightening adventure.
In Gake no Ue no Ponyo, magic and reality clash around Ponyo and Sousuke, testing their resolve. Despite the trials they face, Ponyo and Sousuke form a strong friendship. They meet many interesting characters, and learn just as many lessons from them.