1986年(昭和61年)と2024年(令和6年)とのタイムスリップを軸に繰り広げられる物語である。
東京都葛飾区立第六中学校の体育教師で野球部の顧問でもある小川市郎は、スパルタ教育と荒々しい言動が特徴。私生活では妻に病気で先立たれ、17歳で高校2年生の娘・純子と暮らすシングルファーザーでもある。そんな彼がある日学校からの帰りに乗った路線バスが、38年後の2024年にタイムスリップしてしまう。行きつけの「喫茶&バー すきゃんだる」のトイレの壁が謎の空洞になっていて、そこを通るとなぜか1986年へ戻ることができた。
2024年の世界で出会ったスマートフォンとシングルマザー・犬島渚のことが気になり、前回タイムスリップした時と同じと思われる時刻のバスに乗ってみると、そのバスは自動操縦のタイムマシンだった。
タイムスリップした2024年の居酒屋で隣り合わせになった3人組の客の会話から、様々な言動に対する意識が1986年の時点よりかなり厳しくなっていることを知る市郎。その後、1986年へ戻るために「CAFE&BAR SCANDAL」のトイレを再び使用しようとするが、和式トイレから洋式トイレにリフォームされていて、謎の空洞は消えていた。
一方、向坂サカエと中学生・キヨシ親子は、2024年の世界から1986年の世界へ来ていた。キヨシは、テレビの放送規制が緩いことと街で偶然ぶつかった純子に一目惚れしたことから、サカエに、1986年に残りたいと駄々をこねる。
とりあえず令和の世界で生きていかなければならなくなった市郎。彼の言動は令和の世界ではコンプライアンスにひっかかるような「不適切」なものばかり。だがそれらは、「本当に大切なことは何なのか」を令和の人々へ問いかけていくことになる。
2024年を生きる市郎は、自分とともに娘・純子が、1986年の9年後、即ち1995年(平成7年)に発生する阪神・淡路大震災に巻き込まれて命を落とすという未来を知る。1986年の自宅に帰った市郎[注 2]は娘の運命を知ってしまった苦悩をサカエに明かす。サカエは「今考えてもその時考えても大して変わらないなら、今の日々を楽しく好きなように生きたらどうだろう」と意見を述べる。
再び2024年へタイムスリップし、EBSテレビのカウンセラーとしての日々を生きる市郎。やがて純子がいる1986年へ戻ることを決心した市郎は、2024年へ戻ってきたサカエにEBSテレビのカウンセラーの座を託す。心臓の病で再び入院している娘婿・ゆずるに別れを告げ、孫・渚と一緒に1986年行きのバス型タイムマシンに乗る。2024年へ戻るタイムマシンに乗るまでの11時間で、仏壇の祖母・ゆりに手を合わせ、年上のお姉さんとして接しながら高校生の純子と母娘の時を過ごす渚。1986年とのそして祖父・市郎との別れの時が訪れる。
1986年を半年間生きたキヨシが、市郎の「そろそろ、マンゴーフラペチーノ飲みたくない?」という言葉に誘われる形で、渚とともに2024年へ戻った。2024年へ戻ったキヨシは街で、大人に成長してスーパーカー(ランボルギーニ アヴェンタドール SVJ)に乗っている佐高強と再会する。彼はキヨシとの交流と言葉のおかげで再び登校できるようになり1年遅れで高校へ進学し、高校時代の友人と2人でオンラインゲームの会社を立ち上げ、ひとかどのCEOとなっていた。キヨシに恩義を感じている佐高は、キヨシに頼まれて、井上昌和のタイムマシン研究のスポンサーとなることを承諾する。
心強いスポンサーを得た井上昌和はやがてタイムトンネルを発見し、2054年から1986年の市郎に会いにやってくる。再会場所は「すきゃんだる」のトイレ。2024年時点と違って、自由にタイムスリップできるようになっていた。
На протяжении долгих лет Итиро Огава отдавал свою жизнь работе учителя физкультуры и управлению бейсбольной командой школы. Его прозвали "адским Огавой" за грубость и неадекватное поведение. Но за пределами школы он - заботливый отец, воспитывающий дочь в одиночку с тех пор, как его супруга ушла из жизни. Его сердце переполнено любовью и тревогой за благополучие ребенка. Однажды, неожиданно для самого себя, Итиро оказывается в 2024 году, где сталкивается с новой реальностью. Он встречает удивительных людей, среди которых мать-одиночка Нагиса Инусима, трудящаяся на радиовещательной станции.
Ichiro is a PE teacher in 1986 feared by his students for a "tough love" approach, harsh tongue and frequently “inappropriate” behavior. He’s also a dad trying to raise a rebellious daughter after having lost his wife to illness.
When he gets transported in time to 2024, he encounters modern sensibilities that teach him about empathy but also gives people of today a reason to rethink their own political correctness in this time traversing comedy about change.