セブルス・スネイプが放った死の呪いによってホグワーツ校長・アルバス・ダンブルドアは死亡し、死喰い人として帰還したスネイプは、ドラコ・マルフォイたちを連れて姿を消した。
スネイプに敗れたハリー・ポッターは、7年生に進級するはずだったが、前年にダンブルドアがハリーに遺した、ヴォルデモートを滅ぼす唯一の手段である「分霊箱」の破壊という仕事を遂行するため、学校には戻らず、親友のロンやハーマイオニーとともに旅に出る。しかし、困難な旅のなかで仲間割れが起きる。苛立ったハリーは謎の遺言や、中途半端なヒントしか残さなかったダンブルドアに対して、疑念と不信感を強めていく。
ハリーたちが旅をしている間にも、ヴォルデモートと彼の率いる死喰い人の一大集団は着々と勢力を伸ばしていた。ヴォルデモートたちによって魔法省は乗っ取られ、魔法大臣のルーファス・スクリムジョールが殺害される。それによって、ホグワーツも死喰い人のスネイプが校長になるといった、数々の異変が起きる。
ダンブルドアの驚くべき真実や、母・リリーとスネイプの間にあった知られざる哀しい過去、それによるスネイプの悲壮な覚悟と決意、そして分霊箱のありかなど、今までの6年間で明かされなかったすべての真実を解き明かしながら、避けることのできないヴォルデモートとの最終決戦に備え、準備を進めていく。
また、死喰い人はヴォルデモートの命令で、ハリーを探していた。ハリーたちは、分霊箱の手がかりを探す途中で「死の秘宝」の伝説を知る。ほとんど知られていない古い物語に記された秘宝の話が本当であるならば、ヴォルデモートは分霊箱以上の力を手に入れることになる。ダンブルドア校長がハーマイオニーに託した『吟遊詩人ビードルの物語』に、ホグワーツのレイブンクロー寮に所属するハリーたちの親友の女子生徒、ルーナ・ラブグッドの父が首から提げた印と同じものが書き込んであったことを思い出したハリーたちは、ルーナの父に会いに行く。その印は『吟遊詩人ビードルの物語』のなかの「3人兄弟の物語」に出てくるニワトコの杖、蘇りの石、透明マントという、3つの死の秘宝のことを示していた。
しかし、ハリーたちがラブグッド家に着いたときにはルーナは連れ去られており、死喰い人がルーナの父の家を攻撃して来た。ハリーたちはいったんは脱出するもののすぐに捕まり、死喰い人の本拠地であるマルフォイの館に連れて行かれる。ハリーとロンは地下牢に監禁され、同じく監禁されていたルーナと再会する。屋敷しもべ妖精・ドビーの手を借りて脱出に成功するが、ドビーは攻撃を受けて命を落とし、ハリーはドビーを埋葬する。そのころヴォルデモートは、ダンブルドア校長の墓から死の秘宝のひとつであるニワトコの杖を手に入れる。
ヴォルデモートは以前にも増して強力な存在となり、世界を恐怖に陥れる。宿敵であるハリーを殺すために、ヴォルデモートは死喰い人を総動員してホグワーツ魔法学校を包囲する。その間、ハリーは分霊箱を探し、見つかった箱をことごとく破壊していく。ダンブルドアのいなくなった学校は今や風前の灯火となり、ほかの教師たちがなんとか攻撃を防ぎ持ちこたえていたが、多くの学生や教師たちは闇の力に圧倒される。
ヴォルデモートはニワトコの杖の威力を試そうとするが、うまく作動しない。その原因が前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプであると予想したヴォルデモートは、彼を殺し持ち主の交代を図る。スネイプは死ぬ間際に、ハリーに自らの記憶を託す。その記憶は、スネイプがハリーの母であるリリーを心から愛していたことを示していた。スネイプはリリーに恋をしていたが、ふたりはしだいに疎遠となっていき、気づけばリリーはスネイプと犬猿の仲であるジェームズ(ハリーの父)と付き合いはじめていた。それでも彼はずっとリリーを思い続けていたが、スネイプはホグワーツ卒業後に死喰い人となり、ヴォルデモートの傘下に入った。予言により7月の暮れにポッター夫妻に子どもが生まれ、それがヴォルデモートにとって脅威になると知ったスネイプは、ヴォルデモートにその予言を伝えた。それが原因でリリーが殺され、自分の行動を悔いたスネイプはダンブルドアの陣営に寝返り、二重スパイとして、生き残ったリリーの息子ハリーを守ることを決意した。
最後の分霊箱を探していたハリーは、自分の中にヴォルデモートの魂の一部があることを知る。最後の分霊箱は自分自身のことだったと知ったハリーは、ヴォルデモートを倒すために、ネビル・ロングボトムに残る分霊箱である蛇のナギニを殺すよう願い、自らの命をかけて戦いに進んで行く。
ハリーは、ぼろぼろになりながらも杖を振ってヴォルデモートと対決する。ヴォルデモートはニワトコの杖の所有者は前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプで、そのスネイプを殺したことにより自分のものになったと思っていたが、実はダンブルドアが死ぬ前ドラコに武装解除されていたため、その時に杖の持ち主がドラコになっていたのだった。その後、ハリーがドラコを武装解除したことで、今の杖の持ち主はハリーになっていた。ハリーに忠誠を示した杖はヴォルデモートが使っても真の力を発揮せず、ヴォルデモートは自分の放った死の呪いで死亡する。
それから19年後、大人になり家庭をもうけたハリーたちが、ホグワーツに入学する子どもたちを駅で見送るところで物語は終わる。
Часть 1
Мир волшебников становится опасным местом для всех врагов Волан-де-Морта. Война, которой так долго боялись, началась, и теперь Пожиратели Смерти контролируют Министерство магии и даже Хогвартс, терроризируя, запугивая и арестовывая всех, кто пытается им противостоять. Но одна "добыча", наиболее ценная для Волан-де-Морта, постоянно уходит у них из-под носа — это Гарри Поттер. Он, Избранный, превратился в самую желанную цель и самого разыскиваемого человека, ведь Пожиратели Смерти преследуют его повсюду, чтобы доставить Волан-де-Морту... живым.
Часть 2
Гарри Поттер (Дэниэл Рэдклифф), Гермиона Грейнджер (Эмма Уотсон) и Рон Уизли (Руперт Гринт) убеждают спасённого гоблина Грипхука (Уоруик Дэвис) помочь проникнуть в банк Гринготтс, обещая взамен меч Гриффиндора. Но даже предательство временного союзника, покинувшего друзей в самый ответственный момент, покажется незначительным инцидентом на фоне приближающейся судьбоносной битвы. Гарри принимает решение вернуться, презрев строжайший запрет, в Хогуартс и бросить обвинение в убийстве Альбуса Дамблдора (Майкл Гэмбон) в лицо новому директору — Северусу Снэйпу (Алан Рикман). Лорд Волан-де-Морт (Рэйф Файнс) предвкушает скорую победу.
© Евгений Нефёдов, World Art
Part 1
As Harry, Ron, and Hermione race against time and evil to destroy the Horcruxes, they uncover the existence of the three most powerful objects in the wizarding world: the Deathly Hallows.
Part 2
Harry, Ron, and Hermione search for Voldemort's remaining Horcruxes in their effort to destroy the Dark Lord as the final battle rages on at Hogwarts.